歯髄幹細胞の研究提供

アエラスバイオ株式会社では研究機関者様向けにヒト歯髄幹細胞の提供を行っております。
以下ラインナップをご参照の上、お申し込みください。

▶歯髄幹細胞とは
歯髄幹細胞は歯の中にある歯髄(神経・血管・リンパ管らの集合組織)に存在し、間葉系幹細胞に分類される幹細胞です。
主な特徴として、体を構成する様々な細胞に変化する能力(分化能)や自身と全く同じ細胞に分裂して増える能力(自己複製能)を有します。

生物種 ヒト
組織 歯髄/口腔
細胞 ヒト歯髄幹細胞
英名称 human Dental Pulp Stem Cells(hDPSCs)

▶歯髄幹細胞のラインナップ

▶細胞試料の品質
当社から提供する細胞試料は、いずれも細菌、真菌、マイコプラズマ、エンドトキシンの汚染がないことを確認しております。
また、ウイルス試験としてHIV、HBV、HCV、HTLV、Parbo B19が感染していないことを確認しております。

また、当社細胞試料は細胞表面マーカーの発現や分化能の有無らを確認の上、提供しております。

▶お申し込みについて
お申し込みから細胞試料のご提供までの流れは以下の通りです。
必要書式をご記入の上、お申し込みください。

【1】 お問い合わせ
ご希望の細胞試料がある場合、当社にお問い合わせください。

【2】 お申し込み手続き
お問い合わせいただきましたら、「試料提供に関する申込書」をご案内いたしますので、申込書をご提出ください。
その他、申し込みの際には、対象研究にかかる倫理審査結果を示す通知書面(コピー)が必要となります。

【3】 ご提供にかかる当社内審査
使用目的などをご確認させていただきます。

【4】 MTA締結
細胞試料のご提供にはMaterial Transfer Agreement(MTA)の内容にご了解いただく必要があります。
申し込み内容を基に、当社から契約書面をお送りさせて頂きます。

・Material Transfer Agreement(MTA)(参考)

【5】 ご注文手続き・細胞試料のご提供
注文手続き後、細胞試料はドライアイス梱包にてお送りさせていただきます。
その際、細胞試料情報と品質評価シートもご提出させていただきます。

▶歯髄幹細胞の取り扱いについて

・細胞の保管
細胞試料はドライアイス梱包にてご提供します。納品時にバイアルが凍結したままであることをご確認ください。
受取後は直ちに細胞試料が入ったバイアルを-80℃以下にて保管してください。

・細胞の融解
ウォーターバス等を用いて37℃温水下で素早く融解してください。
融解後の細胞懸濁液はピペッティングにより細胞塊を軽くほぐします。

・細胞の洗浄
予め温めておいた培地5mLを加えた遠心チューブ内に細胞懸濁液を移し、室温下で1000~2000 rpmで5分間遠心を行ってください。
遠心後は上澄み液を除去し、遠心チューブ内に培地5mLを加えてピペッティングを行ってください。また、この洗浄作業を再度行ってください。
その後、細胞懸濁液を培養容器に移します。

・細胞の培養
2500~5000 cells/cm²で細胞を播種し、CO₂インキュベーターで培養を開始します。
培地交換は2~3日間隔で、70~80%程度のコンフルエントになれば継代を行ってください。

なお、当社では以下培地を使用しています。
D-MEM(高グルコース、L-グルタミン(-)、ピルビン酸ナトリウム(+))
GlutaMAX添加
10%FBS添加

▶諸注意

・取り扱いについて
細胞試料の取り扱いは「研究用」となります。ヒトや動物の医療用や臨床診断用、食品用、医薬品や化粧品の製品原料等には使用しないように、十分ご注意ください。

・表示価格について
価格・仕様等は予告なしに改訂される場合がありますので、ご注文の際はご確認ください。