「歯医者の初診料はどのぐらい?」

歯医者での診療に慣れていない場合、このように疑問を感じる方はいるのではないでしょうか。

本記事では、歯医者の初診料や初診料が発生する条件について解説します。初診時に知っておくべきことも解説しますので、しっかり把握した上で歯医者を受診してください。

歯医者の初診料とは?

歯医者の初診料とは、疾患に対して初めて受診したときに発生する費用です。同じ歯医者に通院していたとしても、新規で治療する場合は初診料が発生します。

歯医者の初診料はどのぐらいかかる?

初診料における診療報酬点数は、令和6年1月現在で地域歯科診療支援病院歯科は288点、一般の歯科は264点です。

10割負担だと診療報酬は1点につき10円の計算になるため、288円×10円で2,880円もしくは、264円×10円で2,640円に該当します。3割負担とした場合で病院では約860円、一般歯科医院では約790円ぐらいです。

歯医者の初診料が発生するときの条件

歯医者の初診料が発生するときの条件は以下のとおりです。

  • 疾患に対して初めて治療を行うとき
  • 前回の来院から3ヶ月間空いたとき
  • ただし自費診療には初診料や再診料はない

定期的に歯医者を受診する習慣がある方は、ぜひ知っておいてください。

疾患に対して初めて治療を行うとき

たとえば、ずっと同じ歯医者で歯周病の治療を継続している場合、初診料は発生しません。そして、歯周病の治療中に他の病気が見つかって治療した場合でも、再診扱いになり、初診料は発生しません。

ただし、歯周病の治療が終了した後に、虫歯の治療で同じ歯医者に来院した場合は、再び初診(再初診)となり、初診料が発生します。また、患者さん都合で1か月以上治療が中断した場合なども、再初診となることがあります。

前回の来院から3ヶ月間空いたとき

ずっと同じ歯医者で、同じ疾患を治療し続ける場合、初診料は発生しません。一方で、前回の来院から3ヶ月時間が空いた状態で来院し、同じ治療をする場合では初診料が発生します。

ただし、前回の来院から1ヶ月間しか空いてなかったとしても、治療によっては初診料が発生することもあります。

たとえば、前回の治療では割れていなかった歯が割れていたなど、大きな変化があった場合は、前回からまだ1ヶ月間だから必ず再診扱いになる、とは言い切れません。

自費診療には初診料や再診料はない

自費診療の場合、初診料や再診料は発生しません。保険診療だけなく、自費診療で治療を検討している方は覚えておきましょう。

歯医者の初診料と再診料の違い

初診料と再診料の違い

初診料は、患者さんが医療機関で初めて診療を受ける際に発生するものです。累計で2回目以降の通院であれば初診料は発生しません。

一方で、再診料は同じ医療機関で診察した場合や、定期的な通院の場合に発生します。再診料は約130円(200床以上の医療機関では約170円)で、健康保険加入者の負担は1~3割です。

しかし、通院が2回目以降であっても、1度目の受診から3ヶ月以上経過したときや、前回とは異なる疾患を治療する際には再初診となり、初診料が発生します

歯医者の初診時に知っておくべきこと

初めて歯医者で受診する方の場合、以下の点を知っておくことをおすすめします。

  • 初診時にかかる時間
  • 初診時に持参すべきもの

時間に余裕をもち、スムーズに治療が受けるためにも、上記をしっかり把握しておきましょう。

初診時にかかる時間

歯医者の初診時に発生する時間は、30〜60分程度です。口内環境を確認するために、レントゲン検査などをおこなう場合もあるため、時間に余裕をもって来院しましょう。

初診時に持参すべきもの

歯医者の初診時に持参すべきものは以下のとおりです。

  • 診察券
  • おくすり手帳
  • 保険証
  • 義歯
  • 歯(持っている場合)
  • かぶせもの(持っている場合)
  • 他院からの紹介状(持っている場合)

上記を持参することで、スムーズに診察・治療が進められます。忘れないようにしておきましょう。

歯医者の初診に関するよくある質問

歯医者に行くのに慣れていない場合、どのように立ち振る舞ったらいいかわからないこともあるでしょう。そこで歯医者の初診に関するよくある質問をまとめました。

  • 治療の前に歯磨きはするべき?
  • 症状をどこまで伝えるべき?

来院前は、歯磨きをしておきましょう。診察時は、痛みの箇所やどんなときに痛みを感じるのかを伝えてください。

治療の前に歯磨きはするべき?

治療前に歯磨きをすることをおすすめします。歯に食べかすや歯垢が付着している状態だと、これらを取り除く時間が発生し、貴重な診療時間が短くなる場合があるからです。

症状をどこまで伝えるべき?

できる限り細かく共有してください。たとえば痛みを感じる場所や、いつから痛みを感じ始めたのか、どんなときに痛いのかなどです。

より詳細に共有することで、正確な治療がしやすくなるため、できる限り症状を細かく伝えましょう。

まとめ

歯医者 初診料 まとめ

歯医者の初診料は、令和6年月現在、一般的な歯医者では2,640円で、3割負担の場合、約790円です。二度目の来院でも、初診料が発生するときの条件は以下が挙げられます。

  • 疾患に対して初めて治療を行うとき
  • 前回の来院から3ヶ月間空いたとき

歯医者の初診時には、所要時間を把握し、持参すべきものを忘れないように来院しましょう。

また、来院前の歯磨きを徹底したり、初診時に自身の症状を詳細に伝えたりすることが大切です。

親知らずを抜くといった短期間の治療なら再初診に気をつける必要性は低いですが、矯正治療のような長期間の治療の場合は、再初診になって初診料が発生しないよう気をつけましょう。

親知らずを抜く場合は、細胞を保存できる数少ないチャンスを逃さないよう、バンク保管をおすすめします。

バンク保管サービスについては、下記リンクをご覧ください。

バンク保管サービスについて » 抜ける歯で未来を彩る|アエラスバイオ株式会社 (aerasbio.co.jp)